こんにちは。長崎・思案橋で「炭火やきとり武将門」の三代目をしている、熊谷将希(マサキ)です。
暗号資産の口座は、銀行の口座と同じように、自分で守るものでもあります。パスワードを盗まれたり、偽のメールにだまされたりすると、大切な資産を動かされてしまうおそれがあります。
ぼくはITスキルゼロから、2019〜2020年ごろにWebの世界に入りました。むずかしい言葉に身構える気持ちはよくわかります。でも、口座を守るためにやることは、実はそれほど多くありません。
この記事では、Coincheckの公式ヘルプやお知らせ、総務省の「国民のためのサイバーセキュリティサイト」で確かめた内容をもとに、今日からできる守り方をまとめます。
この記事でわかること
- 二段階認証のしくみと設定のしかた
- 強いパスワードの作り方と、使い回しをしない理由
- SMS・メール・電話の偽の連絡の見分け方
- ログインの通知で気づくこと
- スマホをなくしたときにやること
守り方1 二段階認証を設定する

二段階認証は、パスワードに加えて、もう1つの確認をするしくみです。総務省のサイトでは、「知っているもの(パスワード)」「持っているもの(スマホなど)」「体の特徴(指紋や顔)」のうち2つ以上を組み合わせる方法と説明されています。
パスワードが漏れても、自分のスマホがなければログインできない。これが大きな守りになります。Coincheckも、セキュリティを高めるために二段階認証の設定をすすめています。
Coincheckの公式ヘルプで案内されている、iPhoneのアプリでの設定の流れは次のとおりです。
STEP
アカウントの画面を開く
アプリの下の「ウォレット」などから、右上の人の形のアイコンをタップします。
STEP
「2段階認証設定」へ進む
「2段階認証設定 未設定」をタップし、画面の説明にそって進めます。
STEP
セットアップキーをコピーして、認証アプリに登録
セットアップキーをコピーし、Google Authenticatorなどの認証アプリに登録します。iOS 15以降なら、iPhoneのパスワードマネージャーも使えます。
セットアップキーは必ず保管
- 機種変更やスマホをなくしたときの備えになります
公式ヘルプでは、パスワード管理ツールなどに大切に保管しておくよう案内されています - だれにも教えません
人に知られると、二段階認証の意味がなくなります
守り方2 強いパスワードにして、使い回さない
総務省のサイトでは、安全なパスワードの目安として、10文字以上で、数字・記号・大文字・小文字がまざったものが理想とされています。
反対に、次のようなものは避けるよう書かれています。
- 名前・電話番号・生年月日・住所など
他人に推測されやすい情報 - 辞書にある英単語1つだけ
- 同じ文字のくり返しや、キーボードの並び
「1234」「qwerty」のようなもの - 一度でも人に教えたパスワード
そして大事なのが、ほかのサービスで使ったパスワードを使い回さないことです。あるサービスから漏れたIDとパスワードで、別のサービスにログインしようとする攻撃があるからです。Coincheckのお知らせでも、パスワードの使い回しは避けるよう呼びかけています。
全部を覚えるのはたいへんなので、総務省のサイトではパスワード管理ツールを使う方法もすすめられています。その場合は、ツールそのものも強いパスワードやスマホのロックで守ります。
なお、同じサイトでは、漏れた事実がなければ、パスワードを定期的に変える必要はないとも説明されています。むりに変えて単純なものになるより、最初から強いものを1つ決めるほうがいいと考えています。
守り方3 SMS・メール・電話の「偽の連絡」を見分ける

本物そっくりのメールやSMSで偽のサイトにさそい、パスワードなどを入力させる手口をフィッシングといいます。Coincheckは、「口座が利用停止になった」などと書いて偽のサイトへ誘うSMSが送られていると注意を呼びかけています。
覚えておきたいのは、Coincheckが「しない」と言っていることです。
Coincheckがしないこと(公式の案内より)
- メール・SMS・SNSで、カード番号や暗証番号、ログインパスワード、認証コードの入力をお願いすること
- メール・SMS・SNSで、暗号資産の送金をお願いすること
- 電話をかけて、SMSなどでログインURLを知らせること
- 電話で、パスワードや認証コードを聞くこと
- 電話で、暗号資産の送金やウォレットへの移動を指示すること
これを求めてくる連絡は、Coincheckを名乗っていても偽物だと考えてよいということです。そのほか、公式の案内では次のことがすすめられています。
- メールの送り主を確かめる
表示名ではなく、アドレスが「@coincheck.com」かを見ます。「@coinchak.com」のような、似せたアドレスもあります - リンクは押さない
あやしいメールのリンクやボタンは使わず、消します - ログインは、公式アプリかブックマークから
偽のサイトが検索結果の目立つところに出ることもあるため、公式サイトのURLをブックマークしておきます
詐欺の手口をもっと知りたい方は、こちらもどうぞ。
» 暗号資産の詐欺の見分け方|長崎の焼き鳥屋の三代目が金融庁・警察庁の注意喚起でまとめた5つのサインと相談窓口
守り方4 ログインの通知と履歴を見る
Coincheckでは、ログインの履歴を見られるほか、メールでログインの通知が届きます。公式のお知らせでは、次のような通知が来たら、自分のものではない端末からログインされていないか確かめるよう案内されています。
- 覚えのないログインの通知
- 自分が使っていない国の言葉のメッセージ
- ログインを求める通知
通知のメールを「いつものやつ」と読み流さないこと。それだけでも、早く気づけると考えています。あわせて、スマホやパソコンのOSを最新にしておくことも、公式のお知らせですすめられています。
長崎で店を守るのと同じ。スマホをなくしたときの備え

店の鍵をなくしたら、まず鍵を替えますよね。口座も同じで、すぐに止めることが大切です。
Coincheckの公式ヘルプによると、二段階認証を設定したスマホをなくしたり盗まれたりしたときは、アカウントに取引の制限をかけられます。方法は2つです。
STEP
または、問い合わせフォームから頼む
問い合わせの内容で「不正ログイン・盗難・紛失」>「端末を盗難・紛失したため利用制限を希望」を選んで送ります。
そのあと二段階認証を解除して設定し直すときは、登録したメールアドレスと電話番号が変わっていなければ、ログイン画面から自分で解除の手続きができます。条件に合わないときは、問い合わせフォームから連絡します。
いちばん大切なのは、なくす前の準備です。公式ヘルプでは、次の2つをすすめています。
- セットアップキーを保管しておく
新しいスマホで、自分で引き継ぎができます - 住所・名前・電話番号・メールアドレスを最新にしておく
いざというときの本人確認がスムーズになります
もし偽のサイトに情報を入れてしまったときは、すぐにパスワードを変えて、問い合わせフォームから連絡するよう、公式のお知らせで案内されています。
まとめ
二段階認証を設定する。パスワードは長く、使い回さない。メールやSMSのリンクから入らない。通知を読み流さない。セットアップキーを保管する。
どれも、一度やってしまえば終わることばかりです。むずかしく考えず、まずは二段階認証の設定から始めてみてください。
これから口座をつくる方は、買い方の記事もあわせてどうぞ。
» 【初心者向け】イーサリアム(ETH)の買い方|長崎の焼き鳥屋の三代目がCoincheckアプリで500円から買う手順をやさしく解説
長崎の小さなまちから、今日も世界へ。現場からは、以上です。
※この記事は、2026年10月18日時点のCoincheckの公式ヘルプ・公式のお知らせと、総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」の情報をもとにした一般的な情報提供です。すべての被害を防げるものではありません。アプリの画面や手順は変わることがありますので、操作の前に公式サイトでお確かめください。写真:Unsplash(rc.xyz NFT gallery、Sasun Bughdaryan、Kaptured by Kasia、Andrey Matveev)