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Web3.0公開日

書いた人:熊谷将希(長崎・思案橋「炭火やきとり武将門」三代目)

ブロックチェーンとは?わかりやすく、長崎の焼き鳥屋の三代目が解説|しくみ・使いみち・苦手なこと

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金属のくさりがつながっている様子

こんにちは。長崎・思案橋で「炭火やきとり武将門」の三代目をしている、熊谷将希(マサキ)です。

ビットコイン、NFT、JPYC。これまでこのブログでいろいろな話を書いてきましたが、その全部の土台になっているのがブロックチェーンです。

ただ、「ブロックチェーンとは?」と言われると、むずかしそうに感じる方も多いと思います。ぼく自身、ITスキルゼロのところから、2019〜2020年ごろにWebの世界に入りました。だからこそ、なるべくむずかしい言葉を使わずに書いてみます。

この記事では、ビットコインとイーサリアムの公式サイト(bitcoin.org と ethereum.org)の説明をもとに、ブロックチェーンのしくみをわかりやすくまとめます。

この記事でわかること
  • ブロックチェーンとはなにか
  • 書きかえにくい理由
  • だれでも確かめられるということ
  • 暗号資産・NFT・DAO・JPYCなどの使いみち
  • 長崎のお店やまちで考えられる使いみち
  • 苦手なことと注意点

ブロックチェーンとは「みんなで持ちあう台帳」

古い台帳に手書きの記録が並んでいる

ひとことで言うと、ブロックチェーンはみんなで同じ台帳を持ちあうしくみです。

台帳というのは、お金の出入りなどを書いておく帳面のこと。ふつうは、銀行や会社がひとつの台帳を持ち、その中身を管理しています。

ethereum.org では、ブロックチェーンを「ネットワーク上の多くのコンピュータ間で更新および共有されるパブリックデータベース」と説明しています。つまり、同じ記録を、世界中のたくさんのコンピューターが持っているのです。このコンピューターは「ノード」と呼ばれます。

bitcoin.org でも、ブロックチェーンはビットコインのネットワーク全体で共有される公開の台帳で、承認された取引はすべてここに記録されると説明されています。

「ブロック」と「チェーン」の意味

名前のとおり、ブロックチェーンは2つの言葉でできています。

  • ブロック
    取引などの記録を、ひとまとまりにした箱のようなもの
  • チェーン
    それぞれのブロックが、ひとつ前のブロックを暗号の技術で指し示して、くさりのようにつながっていること

記録の箱が、順番どおりにくさりでつながっている。これがブロックチェーンの形です。

書きかえにくい理由

ブロックチェーンが注目されるいちばんの理由は、あとから記録を書きかえるのがとてもむずかしいことです。理由は2つあります。

1つ書きかえると、うしろが全部合わなくなる

ethereum.org では、ブロックの中のデータは、それより後のブロックを全部変えないかぎり、変えることができないと説明しています。bitcoin.org でも、古いブロックを変えると、その後に続くブロックがすべて無効になると説明されています。

くさりの輪をひとつだけこっそり取りかえようとしても、そこから先の輪が全部はずれてしまう。そんなイメージです。

みんなが同じ記録を持っている

もうひとつは、記録をたくさんのノードが持っていることです。新しいブロックを足すときは、ネットワークのコンピューターどうしで「この記録で合っている」と合意するしくみ(コンセンサス・メカニズム)があります。

だれか1人が自分の台帳だけを書きかえても、ほかのみんなの記録と合わないので、通らないのです。

だれでも確かめられる

木の机の上に置かれた虫めがね

ビットコインやイーサリアムのような公開のブロックチェーンは、記録をだれでも見て確かめられるのも大きな特徴です。

bitcoin.org では、ビットコインの取引はすべて、ネットワーク上で公開され、ずっと残ると説明されています。そのため、ビットコインは「匿名ではない」とも書かれています。

銀行の台帳は、ぼくたちが中をのぞくことはできません。ブロックチェーンは、だれかを信じて任せるのではなく、みんなで見て確かめられるから信じられる。ここが、これまでのしくみとのいちばんのちがいだと考えています。

ブロックチェーンの使いみち

ブロックチェーンは、いろいろなサービスの土台になっています。

  • 暗号資産
    ビットコインは、銀行のような真ん中の役がいなくても、個人どうしでお金を送りあえるしくみとして始まりました
  • NFT
    デジタルのものに「これは世界にひとつ」という証明を付けて、だれが持っているかを記録できます
  • DAO
    ルールやお金の管理をプログラムにして、みんなで投票しながら動かす組織の形です
  • JPYC
    日本円と同じ価値になるように作られた、日本円のステーブルコインです

それぞれ、くわしくはこちらの記事に書いています。

長崎のお店やまちで考えられる使いみち

夜の通りに並んで灯る、色とりどりの提灯

ぼくは2021年からNFTに夢中になってきました。ここからは、長崎で焼き鳥屋をしているぼくが考えていることです。

  • 常連さんの会員証
    NFTの会員証なら、お店のアプリを作らなくても、常連さんだけの特典を用意できるかもしれません
  • まちのイベントの参加記録
    商店街やまちの行事に参加したしるしを、なくならない記録として残せたらおもしろいと考えています
  • まちの応援のお金の流れ
    2023年、ぼくは長崎くんちで本石灰町の御朱印船の根曳頭をつとめました。まちの行事を支えるお金がどう使われたかを、みんなで確かめられる形にできたら、応援する人も安心できると考えています

どれも、まだ「できたらいいな」の段階です。

まさき

ブロックチェーンは「お金もうけの道具」ではなく、「みんなで信じあうための道具」だと考えています。

ブロックチェーンの苦手なこと・注意点

便利なところばかりではありません。苦手なことも知っておきましょう。

注意点
  • まちがえても取り消せない
    bitcoin.org でも、ビットコインの取引は取り消せないと説明されています。送り先のまちがいは、基本的に戻ってきません
  • 混みあうと手数料が上がる
    ethereum.org では、使う人が多いときは、手数料(ガス代)を高く払わないと先に処理されにくいと説明されています
  • 中身が正しいかまでは保証しない
    書きかえにくいのは「書いたあと」の話です。最初にまちがった情報を書けば、まちがったまま残ると考えています
  • だましに注意
    「ブロックチェーンだから安全」「必ず増える」とさそう話には注意。ウォレットの秘密鍵や復元用の言葉は、だれにも教えないこと

bitcoin.org では、ビットコインはまだ実験段階の新しいお金だとも書かれています。新しい技術だからこそ、少しずつ学びながら触れていくのがよいと考えています。

ウォレットの使い方や、Web3.0の全体像は、こちらの記事にまとめています。

まずは、少しだけ触れてみる

ブロックチェーンを知るいちばんの近道は、実際に少しだけ触れてみることだと考えています。ぼくが最初に口座を開いたのは、Coincheck(コインチェック)でした。国内の取引所なら、日本円から少しだけ暗号資産を持ってみることができます。

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長崎の小さなまちから、今日も世界へ。現場からは、以上です。


※暗号資産は価格が変動し、損失が出ることがあります。この記事は情報提供を目的としたもので、特定の暗号資産の購入をおすすめするものではありません。ブロックチェーンのしくみについては、2026年10月18日時点で ethereum.org(イーサリアム入門)と bitcoin.org(ビットコインの仕組み・知っておくべきこと)の公式の説明ページで確かめた内容をもとにしています。写真:Unsplash(JJ Ying、camera obscura、Alexandr Popadin、Billy Kwok)

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