どうも、まさき(@masaki_2papa)です。
キングコングの西野亮廣さんが、【教えて西野先生】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話2022を開催してくださいました。
\ アーカイブは2022年7月末まで!/
»» https://nishino73.thebase.in/
この記事ではぼくなりに学んだことをまとめ、子どもたちに残しておきたい知識をアウトプットしておきます。
今回の記事では、第二章をお届けします。
第一章のまとめをご覧になられてない方はまずは前回の記事を読んでみて下さい。
それではさっそく本題に入ります。
【第二章】お金のことを知らないとどうなるの?
結論から言うと、自殺と犯罪が増えます。
お金について知らないことと自殺と犯罪の因果を説明する前に、
- お金の話をするのが嫌い
- お金の勉強をするのが嫌い
多くの日本人がそう感じてしまっている原因をまずは紐解きます。
なぜ「嫌い」の感情が生まれるのか
人(あるいは動物と言っても良い)は、そもそも「知らないものを嫌う」本能を持ち合わせています。
なぜなら、「知らないこと」の中には「危険」が含まれている可能性があるから。
これは動物の反応としては正しい反応です。
目の前に知らない物体が現れたときに、ノーガードでいるとやられてしまう可能性が自然界には多々ありますから。
例えば、ウニやナマコやタコ。
今となっては高級食材として扱われることもありみんなが大好きな食材ですが、あの見た目を最初は警戒するのは当然だと思いませんか?
「毒持ってんじゃね?」
「ウニの針で攻撃してこないかね?」
「タコの吸盤で吸い付かれないかね?」
こう思うのは当然です。
はじめて「食べよう」と考えた人は勇気がありますよね。www
でも「一度でも味を知る」と美味しさに気づきますよね?
「知らない=嫌い」を続けていたら、ウニやナマコやタコの美味しさには気づけなかったわけです。
『食わず嫌い』って言葉があるくらいですもんね。
じゃぁ……お金はどうでしょうか?
そう、お金も同じなんです。
「知らない」から「嫌い」になってしまっている人が多いんです。
学校や教育では教えてくれません。
今年から高校で「投資」についての授業が必修科目になりました。
しかしながら「投資の経験のない先生」が教えることができるでしょうか?
要するに、車の運転をしたことない人が車の運転のやり方を教えているようなもの。
極めて危険ですよ。
お金の勉強ができない日本人の末路
ここで話を戻します。
お金の勉強をきちんとせずに、お金のことを知らないとどうなるのでしょう?
結論は冒頭で述べたとおり、自殺と犯罪が増えます。
日本人の自殺者数は、世界第3位です。
日本人の自殺者率は、世界10位くらいをウロウロしています。
もちろん動機はさまざまですが、「経済的な理由」が原因で自殺をしてしまうパターンが多いんです。
日本における犯罪の理由のぶっちぎりの1位は「生活の困窮」です。
つまり、残酷な話ではありますが、日本で「お金の教育をしない」ことは「自殺と犯罪を増やしている」ことに他なりません。
普通にちゃんとお金の勉強して、自殺や犯罪を減らす方がいいですよね?
自分の大切な子どものために、お金の勉強をしないとまずいと思いませんか?
学校や社会がお金の教育をしない理由
学校や社会がお金の教育をしない理由は諸説ありますが、日本の場合は江戸時代まで遡ります。
徳川幕府の時代です。
江戸時代のインフルエンサーが創り上げたシステム
徳川家康はいわば「江戸時代のインフルエンサー」です。www
↓こんな人ね
徳川さんは当時、日本で1番偉い人でした。
徳川家康は「商人(商売をしている人)は卑しい」としました。
「お金を扱う人は汚い」としたんです。
「士農工商」と言われるように、商人の身分も1番低かったんです。
それがなぜか?
お金を持ってしまうと『力』を持ってしまうからです。
力を持たれてしまうと、下剋上されてしまう可能性が高くなります。
参勤交代の制度なんて、まさに「お金を使わせるために作ったもの」の代表例です。
地方のお殿様が年に一度、江戸(東京)まで徳川さんに挨拶にいくアレです。
飛行機や新幹線などは当然ありません。
歩いて東京まで行くんです。
めちゃめちゃ「時間とお金」がかかるに決まっています。
当然ながら、狙いは地方にいるお殿様のお金を減らすため。
つまり、力を持たせないようにするためです。
世界ではどうだったのか?
世界に目を向けてみましょう。
イスラム教、キリスト教、ユダヤ教などの宗教は「利子」を禁止していました。
「100万円貸したら、105万円にして返してね」って言うアレです。
「お金がお金を産むサイクル」を作ってしまうと、これでもやはりお金を増やして力をもたせてしまいます。
だから、「利子=卑しいもの」だというルールを作った。
その後、ユダヤ教だけが「ユダヤ教徒以外からは利子を受け取っていい」とした。
だからユダヤに富がむちゃくちゃ集まったんです。
ぼくの地元のおまつりも起源をたどれば同じ原理
ぼくの地元のお祭りで、「長崎くんち」という400年近く続くお祭りがあります。
起源をたどればこのお祭りも庶民のお金を使わせて、力を持たせないようにするためのお祭りでした。
1571年に開港して以来、キリスト教の普及が盛んになり、長崎にはキリシタンが増えました。
キリシタン大名の大村純忠がイエズス会に長崎を寄進したことから、寺社の全てが焼き払われるなどキリシタンの勢力は強かったのです。
その後、徳川幕府のキリスト教禁止令により、長崎の町には神社仏閣が建てられ、キリシタン弾圧が次第に強まり、南蛮貿易により利益を得ていた町の人々や貿易商人の立場は微妙なものとなっていきます。
つまり、裏を返せば南蛮貿易で長崎の商人たちはたくさんの利益を得ていたことがわかります。
そして、長崎奉行は諏訪神社の神事を長崎町民の神事と認定することで、長崎の住民をすべて諏訪神社の氏子とし、長崎くんちへの参加を義務化したのです。
【まとめ】お金を卑しいとすることは統治する側にとって都合のいいことだった
これらのことからわかることは、統治する側からしてみるとみんながうっすら貧乏のままでいてくれた方が何かと都合が良かったのです。
その状況を作るために、日本でも世界でも「お金=卑しい」という洗脳があったということ。
そして、日本はまだそれを引きずっている。
学校の先生やお父さん、お母さん、おじいちゃんやおばあちゃんみんながそうやって育ってきている(つまり当たり前だった)から、自覚がないだけなんです。
まとめると自殺や犯罪が増えてしまうことがわかっているにもかかわらず、学校や社会でお金の勉強を教えないのはこういった背景が関係しています。
第三章は次の記事でどうぞ!
※現在準備中です
\ アーカイブは2022年7月末まで!/