炭火やきとり武将門 公式HPはこちらから » 公式HPへ

プロフィール

ご覧いただきありがとうございます。
熊谷将希(くまがい・まさき)です。

このページでは、ぼくがどんな想いで今の活動をしているのか、
どんな挫折があって、どんな一歩を踏み出したのかを、できるだけ正直にお話しします。

少し長くなりますが、どこかで「自分にもできるかも」と感じてもらえたら嬉しいです。
もしかしたら、あなたの明日が少し変わるきっかけになるかもしれません。

もくじ(タップでとべます)

焼き鳥屋の三代目として

長崎市随一の繁華街・思案橋横丁で「炭火やきとり武将門」という焼き鳥屋を営んでいます。
1993年に両親が創業し、現在は三代目として店を引き継ぎました。

炭の音、煙の香り、暖簾をくぐるお客様の笑顔。
それらに囲まれながら働く日々は、まさに“生きている実感”そのもの。

焼き鳥を焼くという仕事は、地味に見えるかもしれません。
でも、炭火の前に立って、お客様の「美味しいね」という声を聞く瞬間は、
何にも代えがたい喜びです。

それでも――。

9年ほど経ったある日、ふと考えました。
「このままで本当にいいのだろうか?」

イヤなお客様にも頭を下げ、飲みたくないお酒を飲み、
したくもない付き合いをこなす。
お店を守るためとはいえ、少しずつ自分の心がすり減っていく感覚がありました。

「自分の人生って、これでいいのか?」
「このまま60歳になって、何も変わらず終わるのか?」

そんな問いが、胸の奥で静かに大きくなっていきました。

31歳の決断

2019年9月、31歳の誕生日。

お店ではたくさんのお客様にお祝いしていただきながら、
心の奥では、静かにこう思っていました。

「このままじゃ、何も変わらないな。」

30代に入って、周りの友人たちはそれぞれの道を歩んでいる。
家庭を持つ人、独立する人、転職する人。
みんな、何かしらの“変化”を選んでいました。

でも、ぼくは?
毎日、同じ場所で、同じ作業を繰り返している。

もちろん、それが悪いわけではありません。
継続することの価値は、誰よりも理解しているつもりです。

ただ、このまま何もしなければ、
「あのとき、挑戦しておけばよかった」と後悔する未来が見えた気がしました。

人生は一度きり。
やるなら今だ。

そう思って、未知の世界――WebとITの分野に挑戦することを決意しました。

当時のぼくには、明確な計画なんてありませんでした。
ただ、「このまま終わりたくない」という気持ちだけが、
背中を押してくれたのです。

ITスキルゼロからのスタート

当時のぼくのスキルは、まさに“ゼロ”。

「コピペってどうやるの?」
「クラウドってどこにあるの?」
「ブラインドタッチってなに?」

冗談ではなく、本当にこのレベルでした。

パソコンは持っていましたが、使うのはネット検索くらい。
ExcelもWordも、まともに触ったことがありませんでした。

周りの友人に「プログラミング勉強してる」と話すと、
「えっ、マサキが?」と驚かれました。

それくらい、ぼくとITは縁遠い存在だったのです。

それでも、「このまま終わりたくない」という思いが強く、
プログラミング・せどり・ECサイト構築(Shopify)など、
まったくの素人として新しい世界に飛び込みました。

最初の1ヶ月は、本当に何もわかりませんでした。
画面に表示されるエラーメッセージの意味も、
どこに何を入力すればいいのかも、すべてが謎。

でも、諦めませんでした。

わからないことは調べる。
調べてもわからなければ、もう一度調べる。
それでもダメなら、誰かに聞く。

そうやって、少しずつ前に進んでいきました。

何も持っていなかった自分へ

時に、周りの人はぼくのことを「すごいね」と言ってくれます。
でも、正直に言えば、ぼくは自分のことを“すごい”なんて一度も思ったことがありません。

なぜなら、自分が何も持っていなかったことを、
誰よりも自分がいちばん知っているからです。

スキルも、肩書きも、お金も、最初は何ひとつありませんでした。
あったのは、「このままじゃ終わりたくない」という気持ちだけ。

学歴も特別なものではなく、経歴に書けるような華々しい実績もない。
ただの焼き鳥屋の店主。
それが、ぼくの正直な姿でした。

でも、だからこそ、今があると思っています。

何も持っていなかったからこそ、「やるしかない」と思えた。
失うものがなかったからこそ、恐れずに飛び込めた。

目の前のことを少しずつ学び、理解できたことをノートに書き、
できるようになったことを一つずつ積み上げていく。

その繰り返しでした。

派手な成功体験なんてありません。
毎日、地味な作業を淡々と続けただけです。

でも、その“地味な積み重ね”こそが、今のぼくをつくってくれたと思っています。

だから、今も学び続けています。
どれだけ小さな一歩でも、それを続ける人にしか見えない景色があると信じているからです。

ぼくにとっての「すごい人」

ぼくにとって「すごい人」とは、“やり続ける人”のことです。

派手じゃなくても、地味でもいい。
ただ、自分の信じた方向に歩き続ける。

それが、ぼくの中の“すごさ”の定義です。

世の中には、最初から才能に恵まれた人もいます。
環境に恵まれて、スムーズに成功する人もいます。

それは素晴らしいことだし、尊敬します。

でも、ぼくが本当に「すごい」と思うのは、
何度も失敗して、それでも諦めずに続けている人。

目立たなくても、毎日コツコツと努力している人。

そういう人こそが、本当の意味で強いと思うのです。

だから、ぼくも続けます。

たとえ誰も見ていなくても、
たとえすぐに結果が出なくても、
自分の信じた道を歩き続けます。

知識を吸収する日々

最初に取り組んだのは“学ぶこと”。
とにかく時間さえあれば、YouTubeやブログ、Voicyを開いてインプットしていました。

学びの先生は、画面の向こうにいました。

まなぶさん(Manabu Blog)
マコなり社長(YouTubeチャンネル)
両学長 リベラルアーツ大学
メンタリストDaiGoさん
大河内薫先生(税理士 / Voicy)
中田敦彦さん(YouTube大学)
西野亮廣さん(キングコング / Voicy)

彼らの発信を毎日欠かさず見て、ノートにメモを取り、何度も見返しました。
「世の中には、こんなにも熱く、自分の頭で考えて生きている人たちがいるのか」と衝撃を受けたのを今でも覚えています。

やがて動画だけでなく本も読むようになり、
それまで読書とは無縁だったぼくが、月に5冊以上の本を読むようになりました。

知れば知るほど、世界が広がっていく。
そして「自分もこの世界に関わってみたい」と思うようになりました。

コロナ禍での転機

2020年、新型コロナウイルスが襲来。

焼き鳥屋の売上が激減し、
さらには大好きな「長崎くんち」も中止に。

長崎くんちは、長崎の人間にとって特別なお祭りです。
毎年10月、街全体が一つになる瞬間。

その中止は、経済的な打撃だけでなく、
街の活気そのものを奪っていきました。

このまま何もしなければ、お店も街も衰退してしまう。

そこで、「地元を盛り上げるために何かできないか?」と考え、イベントを企画。
商店街のホームページ制作や広報サイトを自分で作り、行政の補助金を活用して動きました。

たった1年前まで「コピペすらわからなかった」自分が、
今度は行政と連携してプロジェクトを動かす立場になっていたのです。

結果、イベントは無事に成功。
地元の人たちから「ありがとう」「楽しかった」と声をかけてもらい、涙が出そうになりました。

「自分でも、やればできるんだ」
そう実感できた瞬間でした。

複業としての成長

2021年、副業フリーランスとして本格始動。

補助金を活用したWeb制作、ITコンサルティング、メディア運営などを展開し、
年間収入が7桁を突破しました。

「飲食業以外の経験ゼロ」「IT知識ゼロ」だった自分でも、ここまで成長できた。
正しい知識を学び、行動すれば、人生は確実に変わる。

そう確信できた瞬間でした。

NFTとの出会い

2021年、NFTと出会い、衝撃を受けました。

最初は半信半疑でしたが、実際に触れてみると、その可能性の大きさに驚きました。
気づけばどっぷりでした。

NFTは、単なる投資対象ではありません。
コミュニティをつくり、新しい価値を生み出し、クリエイターを支援する仕組み。

「NFT × 飲食業」「NFT × 長崎くんち」など、
伝統とテクノロジーをつなぐ新しい形を模索しています。

情報発信を続ける理由

人は、知らないものを怖がります。
でも、知ればきっと世界が変わる。

ぼくがこのブログを書く理由は、
「何も持っていなかった自分でもここまで来られた」ことを伝えたいからです。

副業を始めたいけれど何をすればいいかわからない人。
新しいことに挑戦したいけど一歩が踏み出せない人。
そんな人たちの背中を、ほんの少しでも押せたらと思っています。

最後に

テクノロジーがどれだけ進化しても、
最後に動かすのは“人の意志”です。

AIが答えをつくる時代に、
人は“意味”をつくる存在でありたい。

ぼくの発信が、あなたの明日を少しでも前向きにできれば嬉しいです。

もし、このブログを読んで「自分も何か始めてみようかな」と思ってくれたなら、
それが何よりの喜びです。

人生は、いつからでも変えられる。
31歳で、ITスキルゼロから始めたぼくが言うのだから、間違いありません。

長崎の小さなまちから、今日も世界へ。
現場からは、以上です。

もしこのブログを読んで「自分も挑戦してみたい」と感じたなら、
まずは“体験してみる”ことから始めてみてください。
ぼくのようにWebを学ぶでも、NFTに触れてみるでも、何でもいい。
小さな行動が、未来を変える最初の一歩になるはずです。

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